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1、ダイエットは運動だけではどうにもならない。

ダイエットは運動と食事管理両面からのアプローチが最も効率的だとされているのは周知の真実です。しかし、そのそれぞれにどれほどの比重をかけて行っていくのかというのは人によってかなり違う部分です。運動に9割の力を入れて食事管理には1割の力を入れて取り組んでいる人もいれば、運動に1割の力を入れて食事管理には9割の力を入れて取り組んでいる人もいるものです。

これは両極端な例ですが、近年よく言われることとしては、
「ダイエットは運動だけではどうにもならない」
ということです。つまりは前者‥「運動に9割の力を入れて、食事管理にはあまり力を入れていない」という人のことです。こうしたタイプの人は食への欲求が強い女性に特に多いようですが、残念ながら大抵このタイプはダイエットに失敗するとされています。要は食の改善を最小限に止め、運動でなんとかしたい!と考えているんですね。

人が太る原因は決まっていて、大抵は単なる「食べ過ぎ」です。しかし、多くの人はこの原因を分かってはいるのにそこを改善しようとはせずに、運動に力を入れすぎる傾向があります。筆者は、最近はもうダイエットのために運動に力を入れるなどは非効率この上ないものと思えてきました。なぜなら運動に力を入れれば入れるほど下記のような悪循環に陥ることになるからです。例えるならまるで、迷路で同じ道をぐるぐるぐるぐる気付かずに回り続けるような感じでしょうか‥。

多くのダイエット失敗者が陥る悪循環

  1. 運動すればするほどストレスになり食欲は増します。 ⇒④へ
  2. 運動で大切な時間を消費することでストレスは更に増えます。 ⇒④へ
  3. 運動をどんなに頑張っても体重が落ちない現実が更なるストレスを生みます。 ⇒④へ
  4. 運動によって得られた達成感が、ある時点で最終的に抑えていた食への欲求に火をつけてしまいます(リバウンド)。

①運動すればするほどストレスになり食欲は増します。

まず運動というのは、やればやるほど食欲が増します。これは誰しも経験がお有りでしょう。例えば学生時代、サッカーや野球など運動系の部活やボール遊びなどで毎日くたくたになるまで遊んで、帰りが夕方6、7時と遅くなってしまったような時、家に帰って美味しいご飯を親が用意してくれているのは毎日の当たり前の光景だったかもしれませんが、そうした疲れた時ほどご飯をたくさん食べてしまったり、食後の高カロリーなデザートを自身に許してしまったりしていませんでしたか?運動は頑張るほどに「今日くらいはいいよね‥。運動頑張ったんだから‥」と食に対する欲求を増幅させてしまう作用があるのです。

②運動で大切な時間を消費することでストレスは更に増えます。

また、運動によって大切な時間を消費してしまうことも、やってみて初めて実感できる多くの人が見落としがちな落とし穴です。忙しい現代人は誰しも時間に追われて生きているものです。仕事にプライベートに趣味に睡眠に‥と1日24時間という誰しも平等に与えられた時間の中で皆な時間を割り振って生きていかなければならないのですからね。そんな大切な時間の中に30分、1時間‥とダイエット目的の運動を取り入れるのはとても大きなストレスにつながります。なぜならダイエット目的の運動は、目に見えて成果が出るまでには早くとも最低1カ月はかかってしまうからです。

③運動をどんなに頑張っても体重が落ちない現実が更なるストレスを生みます。

もし1週間2週間‥とわずかな期間で自分の乗った体重計の数値が目に見えた成果を示してくれるのであれば、誰しも今やっていることの意味を実感することで多大なストレスは受けずに済みます。しかしそんなことはまずあり得ません。運動によるダイエット成果なんてまずそう短期間で出るものではありませんし、多くの人は成果が出る前にストレスが食への欲求に火を付けてしまうのです。

④運動によって得られた達成感が、ある時点で最終的に抑えていた食への欲求に火をつけてしまいます(リバウンド)。

そして運動というのは、有酸素運動にしても無酸素運動にしても大して消費カロリーを稼げていないにも関わらず、終わった後には大きな達成感を得てしまいます。例えば、スーパーやコンビニなどに売っているお弁当を例にとると、1食分の消費カロリーは大体平均して400〜500kcalです。では運動によってこれを消費するにはどうすれば良いのかというと、多くの人に人気のウォーキングの場合、400kcal消費するのに大体ウォーキングだと1時間半もの時間を要してしまうのです。ジョギングの場合はほぼ1時間です。

いかがでしょうか?これだけの時間毎日運動してやっとこさ1食分のカロリーを消費するに至るのです。「毎日運動している」という多くの方も、毎日これだけの運動すらできていないのではないでしょうか?もちろん、運動以外でも毎日基礎代謝によって毎日1100〜1500kcal(=一般成人の1日の基礎代謝量平均)ほどは誰でも消費できているので、それにプラスする活動代謝量を運動で稼ぐことが必要になってきます。

一般成人が1日に摂取しているカロリーは大体1800〜2200kcal/日ほどですから、ダイエットならばこの数値を毎日上回っていく必要があるのです。しかし大抵の人はそうして毎日運動をたくさんする生活を送っていたら、食の欲求から逃れられるはずがないのです。上記が大抵のダイエッターが通っている道筋なのです。

2、「とにかく食事量を減らす」はまず失敗する。

成功するダイエットの食事に関するポイントは、「食事量制限」ではなく「食事内容選択」といえます。これは近年ようやく世に広く知れ渡ってきたことといえますが、単純に食事量を減らすダイエットはまず失敗するということです。食材の(栄養成分等の)知識を持とうとせず、とにかく食を減らしてなんとかしようとお考えの人は女性に特に多いようですが、このタイプはまずダイエットに失敗してしまっています。

そうしたタイプはなぜそういう思考になってしまうのかというと、筆者が思うにやはりそういう人は‘好きなものを食べるのがどうしても止められない(止めたくない)’という気持ちが強いのではないかと思います。それ故に、好きな食べ物は満足するまで食べて、その一方でその他の食事量を大幅に減らすことで補おうとしていると言って良いでしょう。しかし、そんなのは論理を無視したもので「当たって砕けろ」同然のやり方といえます。

これは筆者自身の考え方でもあるのですが、ダイエットに限らず「何事も原因があって結果がある」ということです。何事も原因があって、問題という結果が起きているのです。そしてあらゆる問題は、社会問題であろうが、仕事上の問題であろうが、プライベートな問題であろうが、ダイエット(肥満)であろうが全て同じ。その問題を引き起こした原因部分にアプローチすること無くして根本的な解決などあろうはずがありません。この「原因にアプローチする」以外の方法で問題が解決したとしても、それは一時的なものに過ぎず、必ずまた同じ原因によって問題は起こってしまいます。

これをダイエットに当てはめて考えると、今太ってしまったのなら、太ってしまったという問題を引き起こした原因が必ずそれまでのあなたの食生活の中にあったはずなのです。その原因にアプローチすることなく、只々強引に食事量を減らしてダイエットしようとしても、それは身体に必要な栄養素までシャットアウトしてしまうことになり、簡単に栄養失調になったり、最悪摂食障害に陥って何か月も苦しむことにもなりかねません。

人が太る原因とは大抵太るような食べ物の過剰摂取ですから、そうした原因にアプローチしない限り問題は解決しません。大切なのは、太った原因となる食べ物は何だったのかを知り、改善すること。そして、体脂肪を効率よく落とすために必要となる栄養素もあるので、そうした身体に必要な栄養素はしっかりと摂取することなのです。その為にも、私たちが普段食べている食材に含まれる栄養成分というものをしっかりと意識しながら、日々の食事を行っていくと良いでしょう。

3、ダイエットの本当の成功とは‥?

ダイエットの成功とは果たしてどういったものでしょう。体重が落ちたら成功? リバウンドしなかったら成功? 人によって意識している成功の定義は若干違ってくると思いますが、筆者の考えるダイエット成功の定義とは、
「太った原因となる食べ物を以前よりも欲しがらなくなった状態」
です。そう‥こういった意味でダイエットに成功することは、食の好みに若干の変化が起こったといえます。

ダイエットで最も大切なのは結果を維持することです。痩せること自体はダイエット理論に従ってダイエットが実践できれば誰でも一時的に痩せることは可能です。そう‥ちゃんとダイエットすれば100人が実践して100人が痩せることには成功するのです。しかし、その痩せた身体を何年も維持するとなると話は別!100人が実践して成功するのはわずか数人程度と随分少なくなってくるのです。逆にいえば痩せることに成功した人たちの9割方は、その身体を維持することにいつの時代も失敗してしまっているのです。その維持することにおける成功・失敗の要因の1つとして、‘ダイエット成功’の定義がそれぞれで違ってくることも非常に大きいと思います。

ではなぜダイエット成功‥つまりは痩せた身体を維持することがこれほどまでに難しいのでしょうか。多くの失敗ダイエッターが勘違いしているポイントとしてこういうのがあります。「ダイエットに成功しさえすれば前のように好きなものを食べられる」というもの。

これが間違いです。先に言いましたが、ダイエットの成功とはそもそもの好みが変わってしまう状態になることです。短期間で運動を頑張ったり、大幅な食事量制限をして急激に痩せるようなことをしても、好みが変わる状態には決してなれません。食欲を増幅させてしまうだけです。つまり、日常生活に大幅に負担になるようなダイエットを実践しても、大抵ダイエットには成功できないということです。

なぜなら、そんなダイエットを実践して一時的に痩せることができても、そのダイエットの運動や食事制限をその先もずっと続けていくことはまずできませんし、その状態を維持していくための方法を軽く見ている人がほとんどだからです。実際には痩せることよりも、痩せた状態を1年以上維持することのほうがずっと困難なのです。

ダイエット成功のために何が大切かといいますと、まずは自身が太った原因となった食材を理解することです。原因を知ること無くして基本的に問題は解決しませんからね。次にそれを含めた身体機能が落ちて太りやすくなるような食べ物を極力制限し、逆に食べると代謝の上がる食材、体脂肪を燃やしてくれる食材‥つまりは栄養価の高い食材を選んで食べるようにすることです。そしてもちろん何にしても食べ過ぎには注意することです。

また、運動は決して無理せず、日常生活で無理のない程度に止めておくことが大切です。ダイエットにおける比重は、大半を食事管理とし、運動は自身でストレスを感じない程度に、適度な量行っていくのが良いでしょう。

運動の種類でおすすめなのはウォーキングです。誰もが日常的にやっている行動で、無理なく実践できることですからね。ウォーキングに慣れてくると、時折ジョギングを含めてみるのも良いでしょう。

運動の時間に関しては人ぞれぞれの生活習慣や感覚で違ってくる部分ですが、個人でやるダイエット目的の運動であれば、日常にムリなく溶け込ませることが大切です。平均して1回30分程度、週2回位が誰でもムリなく続けられて効果も期待できるおすすめのペースと言われています。1時間以上の運動は、個人で日常的にやっていくには誰にとっても負担が大きいですし、必ずストレスになってしまって長期間は続かないのです。

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